全国に無数にある使われなくなった古い倉庫

近年は通販などの拡大で倉庫需要が高まっていますが、古びて使われなくなった倉庫も目立っています。昭和時代に建てられた倉庫は目立って老朽化が進み、鉄骨はサビつき壁や屋根に穴が空いたりとひどい状態になります。しかし倉庫の面積は広く、平均的なビルの貸し店舗よりずっと天井高もあります。そのためお金をかけてフルリノベーションに挑み、新しい利用法に生まれ変わらせる事例も増えてきました。倉庫のリノベーションの予算としては、小型ならば100万円、大型なら数千万必要になってきます。しかし土地建物を新規に入手するより、安上がりと言われます。新しくなった倉庫はビンテージ感を漂わせたりもできたり、工夫次第で独特な個性を放つ店舗になるはずです。

リノベーションにより様々な形に生まれ変わった事例

倉庫をリノベーションにより生まれ変わらせた事例は多々ありますが、全国で目立って多いのがカフェや飲食店です。人口が集中する市街地の倉庫はとくに飲食店向きで、高い天井や広々空間を活かして自由でカジュアルな空気のカフェも実現しています。そして古い倉庫をギャラリーに生まれ変わらせたケースもあります。広々とした倉庫全体を芸術空間や商品展示空間とできるのは、なかなか魅力的なメリットです。倉庫を買い取って会社のオフィスにしたケースや、家族で住む家にしてしまった人もいるなど、倉庫の使いみちに制限はありません。自由な発想の建物を持ちたいという場合は、古びた中古の倉庫に目をつけてみてはいかがでしょうか。

物流を把握するには、6つの機能を理解することが重要です。具体的には、配送、保管、荷役、梱包、加工、情報システムです。